久保田靖史

豚と軍艦の久保田靖史のレビュー・感想・評価

豚と軍艦(1961年製作の映画)
2.5
 戦後すぐの横須賀で米軍の残飯を流用して養豚で儲けるヤクザ組織を描いた映画です。
チンピラ役の主人公、長門裕之の軽さの陰にある哀しみの表現が素晴らしい。ヒロインの吉村実子(芳村真理の妹)はこれが映画デビュー作でした。
最後の豚の大群と、便器に顔を突っ込んで死ぬ長門裕之のシーンが印象的。あのマーティン・スコセッシ監督も衝撃を受けたと語ってます。
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