七瀬

限りなく透明に近いブルーの七瀬のレビュー・感想・評価

限りなく透明に近いブルー(1979年製作の映画)
3.0
アンダーグラウンドと若者の屈折した感情が魅力的に表現されている作品。原作は未読だが、映画だけでもとても惹き付けられる作品であった。

米軍基地のある街で、セックスとドラッグに溺れる仲間たちと自分自身もそれに手を汚しながらも傍観者のような主人公。それを、どこか不思議な色気が漂う三田村邦彦が見事に演じている。

ストーリーに大きなヤマやオチがある訳では無いが、独特な雰囲気をふと思い出し、もう一度観たい時があるためDVD化されていないのが残念な作品である。
七瀬

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