umihayato

二等兵物語 前篇女と兵隊 後篇蚤と兵隊のumihayatoのレビュー・感想・評価

5.0
ラストの伴淳三郎の上官達への怒りの言葉が全て。
「ランボー」のスタローン
「独裁者」のチャップリンと並んで
反戦映画の名演説だと思います。

原爆投下から10年後、戦争体験者が沢山いてまだ戦争の記憶も生々しい時代に
帝国陸軍や国家主義者のネタで大衆向けにこの映画を作り、しかもシリーズ化されたと言うことは

ある程度この映画に描かれていることが"あるある"で、多くの庶民にとって「帝国陸軍や国家主義や規律」などは「しぐさ」にすぎず、ただただ非人道的な「デタラメ」であったと言うことが共通認識だったと言うことになるのではないでしょうか。

喜劇かと思いきや、ガッツリ重かった。
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