このレビューはネタバレを含みます
シリーズ第8弾。
今作からボンドを演じるのはロジャー・ムーア。
カリブの島国の大統領・カナンガは米国でギャングのボスMr.ビッグをに変装し、麻薬の無料配布によって中毒患者を増やそうと画策していた。
ロジャー・ムーアのボンドはそれ自体悪いとは思わないが、この映画は話の構成がどうにも行き当たりばったりで微妙。
ワニに食わそうとしたり、サメに食わそうとしたり、何で敵のやり方はいつもあんなに回りくどいんだw
カカシに偽装した銃をもっと使えばてっとり早く始末できるはずなのに。
007的ケレンなのかもしれないけど、ギミックにこだわりすぎている感じかなあ。
確かにワニのシーンはどうやって切り抜けるのかと面白く見られたのだけど、まさかの「因幡の白うさぎ」。
カナンガもサメに食わせるのかと思いきや風船爆破。
これには意表を突かれたw
ボートチェイスは力が入っていたものの、似たようなシークエンスが繰り返されるので少し長い感じがする。
どちらかというと保安官のペッパーがキャラ立ちしすぎていて場面を食われている気が。
007をしてエンターテイメントとしてはこんなものだろう…というのでは、少し勿体ない感じ。