キミシマユウキ

007/死ぬのは奴らだのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)
3.5
イギリスの情報部員が次々と殺されるという事件を操作することになったボンドはアメリカに麻薬中毒者を蔓延させようとするDrカナンガという男にたどり着くが

テレッッテーー♫テレ(ry

かと思いきや、今回のテーマソングはまた巷で聴き慣れていた名曲だった。ポールマッカートニー作詞作曲の
”"Live and Let Die"”
このイントロだけでも聞いたことがある人は多いはずだ!
ということでリンクを貼っておこう…と思ったが、オリジナルよりも
Guns N' Rosesがカバーしているバージョンのほうが個人的に渋くハードで好みなのでそちらのライブ映像のリンクを貼っておく(笑)↓

https://www.youtube.com/watch?v=6D9vAItORgE

ということで長寿シリーズの新作「007 スペクター」にむけて過去作全作鑑賞シリーズ第9弾!!ついに卒業した大人気ショーンコネリーボンドに変わり彼よりも三歳年上のダンディなロジャームーアにバトンタッチ!!さてキミシマムザ裕君は新たなボンドに順応できるのか…!?!?


普通にできました\(^o^)/
コネリーボンドからムーアボンドに変わったことによって若干マンネリ化してた作風もかわったように感じた。今までのシリアスでハードな部分をかなり減らし、ジョークを交えたユーモラスでマイルドな007になっていたと思う(これからどうなるかわからないが)
終盤のボートでの逃走劇なんかもちょくちょくジョークが挟まれてかなりライトに見やすく仕上がっている。ただやはりその分シリアスな展開を見たかった人には少しがっかりかもしれない。
今回の敵は怪しい儀式を行う古いステレオタイプの黒人集団だ!!トイザラスで買えそうな蛇を使ってるのは内緒だぞ!しかも毎回サメに食わせようとしたりワニに食わせようとしたりと他力本願なことも内緒だぞ!そしてドラゴンボールのセル第一形態のように膨張して死んでいくというオチももちろん内緒だ!
秘密兵器はかなり欲しい。
時計に超強力磁石内蔵でなんでも引き寄せることができる!!もちろんボンドのようにモテ男なら女性のドレスのファスナーを動かすのにも便利だ!しかも電動カッターまでついていてお得だぞ!しかし一作目以来秘密兵器担当のQが出てこないのは少し寂しかった。

新たな主演、ムーアボンドはアクションこそ今までの中でも鈍重であまり褒めれる要素がないが知的でお洒落で紳士的なおじ様像は素敵♡。コネリーとはまた違った意味で女性を魅力にしたこと間違いなしだろう。さらに今作は貴重なボンドの自宅まで登場するのでコアなファンは必見!?
ボンドガールはアフロボンバーな黒人や純潔守りたかったのに奪われちゃった巫女さんなどが登場。巫女さん未来見えなくなっちゃうのにこんなチャラ男と寝るなよ…純血守ってくれよ…。あとはボート逃走劇中に登場する保安官の口に詰まっているなにかが気になって映画どころではなかった。

全体的に軽くユーモラスな雰囲気になったという印象。ここから更に6作も彼を見ることになると考えると、先はまだまだ長いぜ007!!!12月までに間に合うのか!!

スパイ映画好き、ロジャームーア好き、そして交わったら純血を失ってしまう巫女との一晩で背徳感を楽しみたい変態の方々にはオススメの作品。