代官山蔦屋書店映像

青 chongの代官山蔦屋書店映像のレビュー・感想・評価

青 chong(1999年製作の映画)
3.9
タイトルを出すタイミング、それに合わせた音楽の使い方、会話や台詞の絶妙な間、カット割り、シーンとシーンとのつなぎ方。
ときおり挟まれるユーモアも。
その全てにおいてすでに、李相日の才能の片鱗を観ることができる。
そして、彼にしか描くことのできない在日朝鮮人というテーマ。
まさにぴあで賞を獲るにふさわしい作品。

「関係ねぇよ、俺は俺だ」

タイトルの青から想起されるさまざまが、爽やかな風を感じるラストに集約されているような気がした。