ヴァージニア・ウルフの小説を映画化。サリー・ポッター監督が脚本・作詞・作曲も行っているそう。1920年代にジェンダー作品を書いているのが先駆的すぎる。
ティルダ・スウィントンを100%堪能する作品。
1600年から現代まで、時空を超え、国を超えて生き続ける主人公オルランドの400年あまりの物語。
イングランドの青年貴族オルランド(ティルダ・スウィントン)は女王の言いつけにより不老不死の体になる。ある日、昏睡から覚めるとティルダが男性から女性になったり、詩人になったりするという摩訶不思議な寓話的作品でした。
結局、男性と女性どちらになっても不自由に思えた。いつの時代も人は自由を求めて生きているのは変わらない。両性具有の役なのでティルダは適役。透き通るほど白い肌で美しくてうっとりです。時々カメラ目線になる演出があるのでその度にドキッ。
衣装が絢爛豪華でデザインが面白い。絵巻を見ているようにアーティスティックな演出と映像。お金も時間も制限のある中での過酷な製作だったらしいです。