アンリ・ドカエ撮影監督作品…。
閉鎖的な小さな町でのよそ者(都会人) vs 田舎者の構図…都会の青年が故郷の田舎に戻り、落ちぶれてしまった親友を救おうとするお話…。
病気療養の為にパリから故…
30年ほど前、ロラン・バルトが「美しきセルジュ」について言及していたエッセイを読んだ記憶があるが何を書いていたか覚えてない。ようやく本作を見たわけだが舞台となったクルーズ県サルダン(監督の母の故郷ら…
>>続きを読むこれがヌーヴェル・ヴァーグの初期作品とは思えないほどテンポがいい映画。
nvの、良く言えば映画らしくない、詩的レアリズムに対する反抗的な映画と比べれば、これはより映画らしい映画であった。
ストーリ…
シャブロルのデビュー作ということで男同士の友情を描いた作品で、十八番のサスペンス作風がまだ確立していない頃だというのに、物語として既に完成されている。ストーリーとしては特に珍しいものでもないのだがな…
>>続きを読む田舎はあらゆる境界が地続きになる場所なのか、というよりは田舎に限らず全ての境界はあるようでないものなのだという気づき。
子どもから大人になるのとか、田舎者とパリジャンとかは多分、意識とかの問題で何か…
クロード・シャブロル監督のデビュー作。ヌーベル・バーグの長編第一号とされる。
後のシャブロル監督の犯罪モノとは違う、ナイーブな青春映画だった。
【物語】
パリジャンのフランソワは病気療養のため故…
その行為はちっとも美しくないのに、タイトルは「美しきセルジュ」。
いい題だわ。
寒々とした地方の風景で、アル中で自暴自棄のせるじゅをすくおうとするブリアリの姿が美しい。
シャブロル監督は妻の遺産30…
セルジュと呼ぶ声で始まるこの物語がセルジュの笑い声で終わるこの演出が初長編。凄い演出力だ。何よりシャブロルの後期から入った身だけにこの作風はなんだか感慨深い。
セルジュの義理の妹のベルナデットラフォ…