このレビューはネタバレを含みます
第二次世界大戦下に、一人称で語られる従軍記者ロパーチンのわずかな休暇の記録。
戦闘態勢を解いた兵士たちが波打ち際で談笑している冒頭。明日から休暇の者も多く和やかな雰囲気の中にドイツの戦闘機が襲撃し…
「タシケントはパンの町」の後に見たので、数十年後のタシケントの風景や人の変化っぷりにびっくり。
「タシケントはパンの町」では、人々は飢餓で荒んでいたけれど、今作は戦争で荒む人々。
それでも、僅かに…
「戦争のない20日間」
冒頭、冬の海に兵士達が休息する。
空爆、従軍記者の男、戦友の姿、妻との離婚、恋愛、疎開地タシケント。出会いと別れ、聴衆の前での大演説。今、アジアの寒い国でロマンスが始…
背景知識と情報のなさからか、前半特によくわからなかった、というか頭に入ってこない
映画は嘘、事実を盛り上げるための嘘
と言っている映画は嘘
どんな無残さも人間の死も、美しく感動を作り出す物語によっ…
題名の通り、戦争中の休暇で起こった出来事を描く映画。
映画全体を通して退廃的かつ虚無的な雰囲気が充満している。機関車が大きな唸りを上げて蒸気を噴出させるタイトルバックからして既に不吉で、今が戦争中で…
アレクセイ・ゲルマン監督が描く従軍記者の短い休暇。疎開地と前線の温度差、日常に潜む戦争の影を映し出す。直接的に戦争を描いてはいないのに、空気としてその不穏さや悲痛さが伝わってくる。
一時の休息から再…
列車が到着して出迎える者たちは数少ないが見送る人々は多い。これがすべてって気もする。終始時間を聞く描写のある限られた休暇の期間にも死が身近で咳き込む音がまぎれこむ。女と一夜を過ごした場面でも赤と白の…
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