Tai

南極料理人のTaiのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.7
飯の為に生きてるんじゃない。でも飯がなきゃ生きられない!

ついに2020年も終わりですね!レビューの下書きが溜まっているので、どれで〆ようか悩みましたが本作で( ´∀`)b
(本当は『アーヤと魔女』にしようかと思っていたのですが…)

物語の舞台は南極。日本の観測隊に在籍する料理人を主人公とした、彼らの日常のお話。
初めて観た時に衝撃を受けて、それ以来、沖田修一監督の作品はツボりっぱなしです◎

何が凄いって、大したことが起こらないんですよね!いや、起きてるっちゃ起きてるんですけど…
南極という極限的な非日常の環境下なのに、下手したらその辺の街で作ったお話より日常っぽい!
そして、それなのに面白くって、ずっと飽きずに観ちゃうんですよ!
何が面白かったのかがよく分からなさすぎて、初観賞後はずっと考え込んでいましたね。何を面白いと思っていたのだろうと。笑

笑いのプロによる笑いとは違い、職場で起こる笑いのノリがリアルなのも魅力でしたかね。
ボケたつもりでボケているのでもなく、変な事を言った人に対して派手にツッコミを入れる事もなく、ツッコミを入れる代わりに沈黙からのシーン切り替えというね。
「何も言わんのかい‼︎」なんて自分の頭の中では言っちゃうから、ある意味、観ている側も参加している気になってしまう作品かも…
みんなでバカやって、いっぱい笑って、でも数年後にその時の事を話題にすると「そんな事あったっけ?」なんて言ってそうなノリがまた素晴らしく好きです(*´꒳`*)

そして、やはり料理と食事シーン!これは外せない魅力ですよね!
一体、何品登場したのだろうというくらい作中で作られた料理たち。
結構、庶民的なものが多くて、でもどれも美味しそうで、みんな食べっぷりもすごく良い‼︎
確実にお腹減る系の作品です◎◎


本作の魅力を語り出すと止まらないので、この辺で。
年末年始もステイホームを叫ばれている中、南極という閉鎖空間で、こんな1年を過ごした彼らのお話は是非オススメです。

それでは皆さま、良いお年をm(_ _)m
Tai

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