藻尾井逞育

南極料理人の藻尾井逞育のレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.0
「おいしいもの食べると元気が出るでしょ」
「KDDIインマルサット担当の清水です」

単身赴任先は、ウィルスも生存できない極寒の南極ドームふじ基地?!
主人公はここ南極という過酷な環境の中で限られた食材を用いながら美味しい料理を振舞っていきます。隊員の誕生日やイベントの時にはステーキやフレンチ。でも、ラーメンはなかなか出てきません?!
ともすると変わり映えもせず単調になってしまう毎日を、仲間たちと馬鹿をしながら、相手に喜んでもらいたいという気持ちを込めて作られたご飯を食べていく。当たり前のように出てくるご飯は、決して当たり前のものではなく、こんなにも人を幸せにするものなんだ、と感謝の気持ちを改めて思い出させます。数々の笑いの中、そんな温かい気持ちになった2時間でした。
仲間からは盛り上がって作ったものの遠近感が狂うといって不評だった伊勢エビのエビフライ、あれ、絶対美味しいよ?!