このレビューはネタバレを含みます
南極に集まった“おじさん”たち。非日常な環境にて、医師や大学院生など、異なるバックグランドを持つメンバーが毎日食卓を囲む。ある時は食を通じて笑い、ある時は食を通じてすれ違う、ヒューマンコメディ映画。
大きな凹凸がある訳ではなく、淡々とした日常を描くリアルさ。非日常でかかえる各々のストレス発散方法や、衝突。きっと自分が3年も南極に派遣されたら、最初は白銀世界やオーロラに感動してはしゃぐだろうが、数ヶ月も経てば毎日寂しさを感じるんだろうな…と感情移入できるシーンが多かったです。宇宙で孤立する映画、などはまた違った寂しさである印象を受けました。
当たり前に会える人や話せることをもっと大切にしようと思える作品でした。