ちこちゃん

南極料理人のちこちゃんのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
3.5
観ていて猛烈にお腹が空く映画です
そして南極の生活について学べるとともに、今の私達の生活を振り返る映画でもあります

今の日本の多くの場所では、災害地でない限り、水は無限に手に入ります
そして、食料が足りなければ、もしくは何かを食べたければ、コンビニに行く、ご飯屋に行く、スーパーに行くと手軽に欲しいものが手に入ります

会いたい人には多くの場合、すぐ会えたり、ラインで話もできるでしょう
それらができない所、南極に行けばどうなるのかという思考実験ができる映画です

映画自体はほのぼのとしており、ひたすら美味しそうな料理がでてきます
でもみんなが食べたいのはラーメン!
南極のようにある種の禁欲的な生活が強いられる状態では、食事だけが楽しみになることは容易に考えられます

映画を観て、今の当たり前の日常の数々に有り難さを感じ、少し禁欲的になるべきかと考えつつも、お腹が空いて、好きなものを食べてしまったというオチでした
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