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南極料理人のりのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
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「今日何食べたい?」って言葉がどれだけ贅沢で幸せを実感できる言葉なのかがすごい身に染みた。

南極で仕事してる人って、きっとヒーローみたいで特別な人なんだろうとずっと思ってた。
でも、そんな人達もあくまで一人のおじさんだった。辛いことがあればグジグジするし、問い詰められたら下手な言い訳するし、風呂場でバカでかい声で歌う。かと思えば自分の好きなものは黙々とすごい勢いで食べる可愛さもある。

本当にどこにでもいるおじさん。なんならちょっとワガママが多めのおじさんたちの姿が画面いっぱいだった。

日が上らない環境でいると気持ちが下がる。でもどんな時でも食べることは変わらず続く。食べ物の力はやっぱり大きいと思う。


見終えて、なんかすごい元気出た。
そんで、一個夢ができた。
叶わなくてもいいから、もし南極に行ったら床一面の氷のどこかにいちごのシロップかけて食べたい。
り