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イザベルの誘惑のseapony3000のレビュー・感想・評価

イザベルの誘惑(1985年製作の映画)
5.0
ふっかけたほうもふっかけられたほうも後に引けない。ホテルの廊下でドアに頭突きあたりからキタキタとこちらも武者震いのはじまり。イザベルのいる実家目指して男ふたりが向かう。駅のマシンで撮った写真に手紙添えてタクシー運転手に託し、自分たちは20キロの路を徒歩で向かう。身体は大人だけど闘いぶりは子どもじみていて理解しがたい。当て馬のカップルからイザベルの両親が引き継ぐ田舎道での車でのアクション。「決闘は嫌いじゃないけど…」「修羅場は嫌いじゃないけど…」って娘の恋愛に下世話な興味で接する母親が最高。巻き込まれてる親も親だしここで丸く収まったかとおもいきやのローションとインクがぶ飲み騒ぎ。牛乳より医者だろと思った瞬間「牛乳は危ない」とがぶ飲みしたくせに冷静。ひと言でメンヘラで片付けていいんだよね?と、そこからのラストの裸と裸の動き、もつれて寝ているシーンのカットでなぜか全てに感動してしまう。恐ろしい作品です。女優さんふたりとも最高に可愛い!街で声かけられる子どものシャルロットのうなじと背中を映すショットが異様にエロい。ほんと変態ドワイヨン。道端で寝込んで牛に起こされる冒頭からほんと素晴らしい。
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