諸星だりあ

劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウンの諸星だりあのレビュー・感想・評価

4.0
電王映画3作目。
一昨年まで、佐藤健が出演した最後の
仮面ライダーでありそのタイトルに語弊はない。

野上良太郎の孫、幸太郎とイマジン・テディが
初登場。幽霊列車と新たな敵、死郎との戦い。

とにかく幸太郎のキャラがいけ好かない。
不遜ながら愛嬌もあった音也と比べると同じ
主人公の親族キャラとして好感度がダンチ。
良太郎が人質にされている危機に奮闘する
モモ達イマジンとの衝突もやや不快なレベル。
この映画はそんな幸太郎の変化と、良太郎と
モモタロスの太い絆を主題にしたもので、
「俺、誕生」がテーマの映画ならこちらは
キャラクター重視の作品だと言える。

とにかく大詰めのシーン、傷付きながら
良太郎に語りかけるモモタロスが良すぎた。
これが、長い戦いを共にした相棒だからこそ
生まれる台詞、熱気なのである。
流石は小林女史、感服した。

「俺達は最初からクライマックスなんだ、
終わりって意味じゃねえよ!」
諸星だりあ

諸星だりあ