バナバナ

ハリウッドランドのバナバナのレビュー・感想・評価

ハリウッドランド(2006年製作の映画)
3.3
50年代のTVのスーパーマン役で活躍した実在のスター、ジョージ・リーヴスが、自宅で頭を撃たれて死亡した。
警察は自殺と断定するが、冴えない探偵シモの下に、リーヴスの死の真相を探る依頼が来て…という話。

ジョージ・リーヴスはあくまで演技派俳優を目指していたが、子供向けドラマの役しかもらえなかった。
そして、スーパーマンも決してやりたい役ではなかったが、生活の為にオファーを受けたら子供たちの間で大ヒット。
名前は売れたものの、お陰で真面目な役をしても大人からは笑われるようになり…、と本人もジレンマを抱えていたし、映画会社の重役夫人との恋愛も、彼の死に影を落とす。

『地上より永遠に』でバート・ランカスターと出ていたシーン(「あの奥さん、以前は俺と付き合ってたから気を付けろ」と言ってた人)は覚えているのだが、あの役はカットされずに本人のままだったのかな?
だとしたら、なかなか大柄でハンサムな俳優さんだったが、あれがジョージ・リーヴス?
あんなにハンサムなのに、宇津井健の『流星王子』みたいな役は、本人も不本意だったのだろう。
宇津井さんはあれから普通のドラマでも演技派として活躍されているが、リーヴスにはスーパーマンしか残ってないもんね。
本人も、それが嫌だったんだろうな。

ダイアン・レインは髪型のせいか、ごっつう老けていてショックだった。
探偵シモはなかなかハードボイルドな役だったのに、エイドリアン・ブロディがラクダみたいな顔なので、しっくりこなかった。
ジョージ・クルーニーとか、ブラピの方が似合っていたと思う。
でも、雰囲気は好きな作品でした。
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