「スーパーマン」のTVシリーズで主役を演じていたジョージ・リーヴスが死んだ。
しかし他殺か自殺か分からず、母親は探偵のルイスに調査を依頼する。
実在した俳優を使ってのミステリーなだけにいかようにも解釈できるのだが、この映画が出す真相はありがちなのを否定できない。
舞台がハリウッドなのに、その舞台裏もずいぶんあっさりしていた。
俳優は当たり役が出るとそれはそれで良いものだが、そのイメージが強すぎて他の役をやってもまるで似合わないことが多々ある。
そのギャップに苦しみ酒や麻薬に走る例もよくある。
過去のリーブスを描く場面はそれなりだが、現在のブロディのパートの苦悩などバッサリカットして、調査に費やした方が締まったのは明らかだろう。
