中産階級ぶたくんを舐めるな

ハリウッドランドの中産階級ぶたくんを舐めるなのレビュー・感想・評価

ハリウッドランド(2006年製作の映画)
2.9
ジョージリーヴスの変死事件を追った伝記、再現映画。
この事件はスーパーマンの呪いの1つとされており、スーパーマンの呪いとは、
原作者のジュリーシーゲルとジョーシャスターがキャラクターの権利料をDCcomicsから貰えなかったことから生まれたと噂されるもので、主にスーパーマンを演じた俳優はその後のキャリアに支障をきたすなどが主とされる。。。
クリストファーリーヴの事故や
ブランドンラウス売れなさすぎ問題。など?

話が逸れましたが、この映画の
見所は何と言っても現在DCEUでバットマンを演じているベンアフレックが間接的にスーパーマンを演じている点ですよね。
ジョージリーヴスはTVシリーズと映画『スーパーマン対地底人間』で主人公クラークケントを演じた俳優で当時子供たちから絶大な人気を誇っていました。しかし彼はその後のキャリアが思うようにいかず、MGMの社長夫人と関係を持ったおかげでスーパーマンの役を手に入れていたようなものなので"俳優"としての実力、才能に疑いの念を抱いていました。
そして、自宅寝室にてこめかみをぶち抜いて自殺をはかってしまうのですが、おかしな点が捜査でみつかり他殺の線も考えられるようになります。主人公は離婚調停中の探偵で事件を追って調査を始めます。。(動機は自身の子供がリーヴスに憧れていてショックを受けていたから?)
リーヴスの半生がフラッシュバックとして探偵の捜査シーンに挿入されており、"市民ケーン"を彷彿させるような構成になっています
ただしかし、未だに未解決事件として迷宮入りとなっている事件なので、映画の結末として
『真実はこうかもね。。』という一種の憶測で終わり、観終わってメチャクチャもやもやさせられるんですよ。。2時間何みせやがったんだこのヤロー!!
しかも探偵の嫁と子供の取り合いするくだりとかまるまるいらねえし、余計長くなってグダッてるだけじゃねぇか!!
映画としてのテンポ、カットバックの悪さが目立つ、編集のクオリティの低さを感じさせる映画だった。。
ただ、ベンアフレックに対してどこまでも嫉妬深く付きまとうMGM社長夫人のヤンデレ的な気持ち悪さは見もの。