まるこ

コルチャック先生のまるこのレビュー・感想・評価

コルチャック先生(1990年製作の映画)
4.2
この作品は
昔々、広島の基町クレドで
岩波ホールの映画を上映している時に
館長の高野悦子さんのお話を聞いてからの鑑賞
とても感慨深いものでした。
高野悦子さんはアンジェイワイダ監督との対談の内容をたくさんお話してくださり、
監督のポーランドに対する思い、
そして、贖罪などをたくさん聞かせていただきました。
ポーランドは本当に地理的なものもあり、ソ連とドイツにそれはそれは苦しめられての歴史があります。
そして、ユダヤ人に対する贖罪がたくさんあるのだと。
高野さんは、せっかく偉大なショパンという人物がいるんだから
撮ったらいいのにと言うと、
監督は自分がしなければならないことはそれではないとおっしゃったそうです。

そんなお話の後で鑑賞した
この映画

ユダヤ人の孤児たちを引き取って世話をしてる医者のコルチャック先生
実在の人物です。

子供たちがゲットーに送られることになる。
国外に逃げることを進言する人もいる中、そんなことはしない。
子供たちと運命を共にすることを選びます。
子供たちの無垢な笑顔が本当に辛いですね。
まるこ

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