いちじく

初恋のきた道のいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

初恋のきた道(1999年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

父が死去したので田舎に帰る。母が父の棺を担いで病院から持ち帰りたいと譲らない。
母と父の馴れ初め回想。
教師としてやってきた父に母が一目惚れしいぢらしいアプローチを続けて両思いになるが、父は実家に連れ戻されてしまう。
父への思いを拗らせて暴走し、体調を悪くする母。
母の病気を聞きつけて村に戻ってきた父と気持ちを確かめあうが、なんか用が残ってたのかまた町に戻ってしまう。
2年間あえない期間を経て結婚。以来父は母から離れることは無かった。
現代、母の要望を叶えたいと人を雇って棺を担いで運ぶことにした息子だが、父の元教え子達が方々から集まって無償で運んでくれた。
父親は息子に教師になって欲しかったんだと母から恨み言をくらい、一日教師をする。母は満足。


現代パートが白黒で、回想パートがカラー。現代の学校にあった織物が何色なのか解らず。
ひたすらチャン・チーの父への初恋っぷりをみる映画。生涯の愛の物語ながら1時間30分と短め。
父の人物像はよく解らず。
父が町に戻される理由解らず。文化大革命の歴史知らないとダメか。
子供時分は異国が舞台の物語だと登場人物に距離を感じて心情に寄り添えなかったが大人になって見るとそんなことが無くなってきた。

息子が父母の馴れ初め聞いたのっていつ?棺を人力で担いで運ぼうと心変わりしたのは何で?
多分現代の父母は60前後の年齢だと思うけどだいぶ老けてる。
父の死後に恨み言はキツイ。
着ぶくれチャン・チー。
黄色く色付いた山の中を走るチャン・チー。
寝込んでいる時の唇ががさついてて痛々しいチャン・チー。
井戸汲みを父から無理矢理代わった若者は母が好きだったんだろうか。脈もなくて気持ちに気づかれもしなかったけど。
祖母が交際に反対なのに食事中は恋の掩護射撃しまくるの何でだ。
最近は初心で純朴なヒロインの恋愛物語って見当たらなくなったので新鮮だった。2000年代以降減った?自分がそういう映画選んでないだけ?
小学校時の友人がチョン・ハオに似てた。どっか安心感があって女子に人気があったことを思い出す。
自分の狭い環境とは違うところからやってきた異性に惹かれるのはちょっとわかる。
おばあちゃんが悲しんでる姿は胸に来るものがある。
おじさんが学校代やら棺の運搬代やら過大請求してちょろまかしてると思ってた。申し訳ない。
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