Towaちん

初恋のきた道のTowaちんのレビュー・感想・評価

初恋のきた道(1999年製作の映画)
4.0
初恋ってこんなに情熱的でセンチメンタルなものだったかな???と、小一時間ばかり自分を問い詰めました。

中国の寂れた寒村に住む女の子の初恋の物語。

始めはモノクロで描かれた今、おばあちゃんとその息子が、亡くなったおじいちゃんのお葬式の話をしているシーンから始まります。

このおばあちゃんの若い頃の初恋の話です。

なんてことのない、誰にもひとつくらいはあるだろう情熱的な燃える恋なんですけど、ひとつひとつの出来事とその時の感情の揺れが、もう、ほんとに丁寧に描かれていてたまりません。

好きな人の声を聞きたい、自分の作った料理を食べて欲しい、会いたい、誰しも経験することなので、どストレートに刺さります。

好きな人がイケメンじゃないのもすっごい現実味があって素晴らしい。

最後は泣けます。


今がモノクロで回想がカラーなのも、思い出が素晴らしく美しいものとして表現されているのもすっごい好きです。

ストーリーはあってないような映画なのに心揺さぶられました。

めっちゃ好き( 💓∀💓)
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