このレビューはネタバレを含みます
王道の煮付け、1980年から醸されてきたそのパワーたるや。スピルバーグってやっぱすごいんだなとロバートゼメキスに続いて思う。
ストーリーとしてはなんとなく展開も読めるし、アクションもこどもの安全確保なのか妙にもっさりとしている。
それをひっくり返す海賊船の絵の強さと、こどもの成長を感じさせる演出の力がある。
そもそも入りが妙にダーティで、地上げにあってみんな明日には家を追い出される、ところからというのがまずすごい。
大人はもう頑張ったけどどうにもできなかった、僕たちがなんとかしなきゃというのはそもそも自立した意識の変化を感じる。
スロースがコンプラ的にアウトという話も聞くが、それでも待望が待ち望まれるのも頷ける、マスターピース的な存在。