インディ・ジョーンズの子供版だが, 自転車への幼年期の憧れを思い出す個人的名作. DVD 購入も, 息子はパッケージのドクロが怖い.
で, 私が一人再視聴した感想は, 太っちょチャンクが好きすぎた. 子供の頃は怪物スロース目線なんてありえなかったが, 大人になってみれば, スロースがチャンクを(私同様に)「好き」になって, だから彼のために戦うのだと子供向けにきっちり演出. それを積み上げ, 本作ラストのメッセージ「誰でも人はヒーロー」に繋がる.
逆に大人には物足りないはず(だから星3)だが, 将来主人公は指輪物語のサムになるし, 兄はアベンジャーズのサノスになるから, 別の楽しみ方もある. 幼児用自転車で疾走する若きサノス. それを馬鹿にしたイケ車の彼らはきっと「灰になる組」.
多分現代では安いハッピーエンドにしか見えない(だから星3). 当時のスーパーマンのブームなら子供にもメッセージは伝わった. 今ブームのマルチバースで言えば, 仲間になった怪物スロースは, ヒーロー役(role)を与えられたゴラム(指輪物語).
で, ゴラムになくてスロースにあったものは何か？
それが, 映画.
映画を暗闇で見て, ブサイクで, 自由も無くて. でも, 愛する友が出来て, だから戦って, 身をていして友達も守ってあげる.
映画は人を救うという信念が本作に漂うから, 色あせていても本作は名作と呼ばざるを得ないし, 今の私は「あぁゴラムも映画があれば」と感慨深い.
これがスーパーマン→グーニーズ→指輪物語→アベンジャーズ・・・からのグーニーズ再視聴の感想.
と, ここまで書いて, 息子にはグーニーズより先にスーパーマンと分かった.
p.s.: あとインディ・ジョーンズにも出演した中国系発明っ子 (ジョナサン・キー・クァン)は, 2023 年春公開のマルチバースもの映画に出演ということで, 今後も楽しく妄想出来そう. また追記するかも.
