高円寺ぱか

グーニーズの高円寺ぱかのネタバレレビュー・内容・結末

グーニーズ(1985年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

マイキーの動機が切実で良い。

●(wiki)

ギャングとして名高い「フラッテリー一家」の長男ジェイクは、弟のフランシスやボスのフラッテリー・ママと結託して郡刑務所を脱獄。パトカーと街なかでのカーチェイスを繰り広げるも、ちょうどその日開かれていたビーチでの四輪駆動車レースの車群に紛れて逃亡を果たした。

舞台はアメリカの、海賊の伝説が残る海辺の田舎町グーンドック。主人公、マイキーの家はグーンドック一帯のゴルフ場開発を目論む資産家から多額の借金をしており、翌日までに返済できなければ土地を明け渡さなければならなかった。そんな中、マイキー・マウス・チャンク・データのグーニーズの4人は、マイキー宅の屋根裏部屋で偶然、伝説の大海賊「片目のウィリー」の遺した宝の在処を記した地図を発見。地図を元に、シーズンオフで営業していない岬の燈台レストランに忍び込むが、そこはフラッテリー一家のアジトになっていた。アジトに戻ってきたフラッテリーの一味に監禁されそうになるも、マイキーの兄のブランドらが心配して駆けつけ、事なきを得る。

フラッテリーの一味がアジトから去っていくのを見たグーニーズはブランドの反対を押し切り、再度レストランの地下を探索すると、秘密の地下室への入り口を発見、そこには大洞窟が広がっていた。成り行きでブランドとその恋人アンディ、その友人ステファニーを加え、片目のウィリーの財宝を求めて、一同は洞窟へと潜ってゆく。一方、フラッテリー一家のアジト発見を警察に通報するべく別行動を取ったチャンクはヒッチハイクを試みるも、運悪くフラッテリー一味の乗った車を止めてしまい、捕らえられて尋問された末にウィリーの財宝の伝説を一味に喋ってしまう。

フラッテリー一味もまたウィリーの財宝を求めてマイキーらを追跡するも、マイキーらはフラッテリー一味の追跡をかわしつつさまざまなトラップをかいくぐる。その頃、チャンクは手錠で繋がれていたフラッテリー一家の三男・スロースと親しくなり、共にマイキーたちの後を追う。二人と合流したマイキーたちは、ついには洞窟内の隠しドックに繋がれた片目のウィリーの財宝を満載した海賊船を探し当てた。大喜びでありったけの金銀財宝や宝石をポケットに詰め込む一同。しかし後を追ってきたフラッテリー一家に見つかり、せっかく手に入れた財宝を全て奪われてしまう。欲をかいたフラッテリーの一味はさらに財宝を奪おうとして、ウィリーのトラップを発動させてしまい、ついには洞窟全体が崩れ出す。

グーニーズの一行は辛くも浜へと脱出したところを沿岸警備隊に発見される。連絡を受けてやってきた家族と丸一日ぶりの再会を喜ぶのもつかの間、借金の返済期限であるこの日、マイキーの父は立ち退きの書類へのサインを迫られ、グーニーズも解散するしかなくなってしまった。ところがマイキーのビー玉袋から、フラッテリー一味も見逃していた大粒の宝石がいくつも出てきたため、借金の心配はなくなり一同は大喜び。マイキーの父はサインしかけていた書類を破り捨てる。

その時、洞窟から解き放たれた伝説の海賊、片目のウィリーの海賊船が、ゆっくりと大海原へと進み出て行った。マイキーらは特別な感謝と親愛の気持ちをこめて、ウィリーの亡骸を乗せた海賊船を見送った。