キャッスルグレンギャリ

地獄への道のキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

地獄への道(1939年製作の映画)
4.0
U-nextで鑑賞。本作を始めてみたのは小学生の頃、確か「ゴールデン洋画劇場」でだったと思います。ジェシー・ジェームスの名前はそのときこの作品で知りました。

公開はちょうど80年前の1939年。後年トップスターとなった3人が主助演を務めています。30年代の終わりころヘンリー・フォンダ、ランドフル・スコットはまだ主演男優ではなかったのでしょうか。逆にタイロン・パワーは50年代の大スターと思っていましたが、30年代すでに主演級になっていたのですね。

本作の続編という形でジェシーの兄フランクのことを描いた作品が翌年制作されているそうです。いよいよヘンリー・フォンダが台頭してきたのでしょう。なぜなら史実では兄フランクは弟の死後自首し、特赦を得て、静かな余生を過ごしたので、映画の主人公になるようなエピソードはなかったはずです。つまり人気が出てきたヘンリー・フォンダのために続編が制作されたのだと思います。