タカナリ

ガン&トークスのタカナリのレビュー・感想・評価

ガン&トークス(2001年製作の映画)
3.5
ある4人の殺し屋チームの話。
4人の人柄や私生活、そして不可能な状況下での暗殺への挑戦なんかが描かれています。

殺し屋を扱った作品ではありますが、全体的にコメディです。派手な暴力描写や殺人描写はほとんどありません。
アクションではなく、人間ドラマがメインの作品です。

ドラマ部分に関してはなかなか面白かったです。最後の警察襲撃とかハラハラしましたね。
4人で同じ女性が好きだったり、途中ミュージカル調になったりと、コメディ部分も良く出来ていたと思います。途中「あれ?こいつら殺し屋だよね?」と何度も思いました。


だけど、いろいろと描ききれていない部分があります。

まずは4人についてですが、殺し屋として優秀みたいですが、とてもそうには見えません。どこか抜けてるし、仕事ちやんとやらないしで、何でそれで殺し屋をやっているのかが理解出来ません。凄さが分かりませんでした。

あと終盤の作戦。
4人の口からは“不可能”という事が言われてましたが、「何で無理なのか」がよく分かりません。警備の問題なのか、施設の問題なのか。そこをちゃんと描くべきだったのではないでしょうか。


面白いには面白いんですが、個人的には少し物足りなかったです。

ただ吹き替え声優は、大塚明夫、三木眞一郎、檜山修之、浪川大輔、堀内賢雄と豪華すぎ。