わたるはまさに大富豪の革命。「正義なき力は暴力にすぎず、力なき正義は無能なり」、日々過ごしていく上で意識したことなかったし、きっとこれからも意識どころか実行する機会すらおきないんだろうけど、胸に刻んでおくべき初歩的な人生基礎を表している言葉だと思った。
全く関連性のないちょけたシーンとかで重みのあるセリフをぶっ込んでくるのもよかった。伝えたい物事をそれと関連する描写で直接的に描いてないもんだから、気配もなく突然右ストレート喰らわされた感覚になる。この作品は紛れもなく力のある正義。
そして力のある正義にボコボコにされて傷だらけになりながら自分の人生を見直すきっかけに浸っているところ、エレカシて。宮本浩二て。挿入歌でもハートをくすぐられたっていうのに、エンディングまでエレカシで染めちゃだめですよ。傷口にしみしみです。
ふう、イイ映画を観た!