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語らざる男のlemmonのレビュー・感想・評価

語らざる男(1952年製作の映画)
3.4
第二次世界大戦下、ドイツ国内でドイツ軍と戦うゲリラのリーダーが殺される。戦後、この事件をめぐり裁判が。数名の証言の元、事実が明らかになる。

これまで観た作品であまり良いイメージのなかったスティーヴコクランが良かった。主人公はコーネルワイルドだが、印象的なのはカールマルデンやヒロイン・フィリスサクスターか。特にマルデンは別人。この方、巧みですな😄。

混乱の中の私利私欲。
後々に大切なのは信頼。真実は炙り出されていくもの。このように物事が進んでいくことの方が珍しくあろうとも、そうであってほしいと願いたい物語でした。

本作、とっても丁寧に描かれる。108分。
もっと職人気質で個性を出す監督なら如何様にも調理したと思うが、回想シーンのある戦争ドラマとして、まず基本形はこれです!といった真面目な印象。
下手に技を出されると自分はついていけない人なので良かったが、それでももうちょいテンポとメリハリは欲しかったか😅。

でも、キャストも良く楽しめた😊。
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