ジャングル未開地"緑の地獄"へ向かった人気撮影班4名。道連れはカメラと好奇心。そして行方不明となる。
回収されたフィルムの放送を巡り、局側と知識人では見解の相違。ならばと内容を確認するファウンド・フッテージもの。
ブレア・ウィッチより前のモキュメンタリー作品。
行方不明となった撮影班は派手なヤラセで人気を得ていた面々。緑の地獄でも悪行三昧でヤラセ映像を撮っていた。真の野蛮人とは?
カニバリよりも当時の規制レベルに驚いた。小動物、巨大カメ、子猿、豚。食肉として当たり前のことではあるものの。。やっぱり生きたまま処理される映像は商業作品として凄まじい。他作品で火だるまのネズミの群れが走り狂う映画があったけれど、それが大人しく思える。
今作出演(犠牲)の動物たちはすべて美味しく頂いたそうなので、製作者からすると食べずに焼き殺すだけの方が残酷行為とも言えそうだ。
また、惨劇シーンでPOPなメロディが流れるというセンス。ディストピアやサイコ作品ではメジャーだけども、よもや今作でも取り入れられているとは。
タイトルやモチーフだけで十分なインパクトなのに、それを上回る現代人の非道といい、よく出来ている。
子どもの頃に見た以来の鑑賞。過去の記憶はエログロな印象だけでヴィジュアルは串刺しジャケくらいしか覚えていない。
というか年の離れた兄が片っ端からレンタルするのを一緒に見ていた程度だからタイトル不明が多かったりする。デスファイルやギニーピッグはもうどれがどれやら。
『食人族』の亜種作品も多そうだし興味もあるけれど、なかなか見つからないのが残念。
見るならばその前に『グリーン・インフェルノ』か。
再鑑賞 2020.09.12