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海燕ジョーの奇跡のbluetokyoのレビュー・感想・評価

海燕ジョーの奇跡(1984年製作の映画)
2.0
沖縄、島袋一家に所属するやくざ、海燕ジョーは琉球連合にリンチで弟分を殺され、復讐を誓った。琉球連合の理事長の金城を射殺し、恋人の陽子の世話で安ホテルに身を隠した。母親に会い行くと、フィリピンにいる父親からの手紙を渡される。
バスで偶然に会った上勢頭にフィリピンへの逃亡を頼む。
与那国島から台湾、さらに、フィリピンへ脱出。
与那嶺という男の元へ。仕事を手伝う。陽子も会いに来る。
島袋一家の組長も会いに来たが、実は、琉球連合の殺し屋が尾行してきていた。
車で移動中に、襲撃される。組長と陽子が銃撃されて亡くなる。
組長と陽子の遺体を乗せて、車を走らせていると、軍の検問があった。突破しようとしたら、軍の一斉射撃により、海燕ジョーも亡くなる。終わり。
どうでもいいことだけど、陽子を演じたのが藤谷美和子さんだが、本当に女優という仕事が嫌だったのだろうな。さらに、演技もしていないのに、過大に評価されてしまったのは、かなりの重荷、ストレスになったのに違いない。いまだったら、絶対に女優にはなっていなかっただろう。当時は、バブル的に景気がよかったので、そういうことも起こり得たのかもしれない。
海上を走破しフィリピンへ渡るシーンは臨場感がありよかった。だったら、なぜ、ロードムービーにしなかったのかわからない。沖縄もフィリピンも変わらない感じだし。フィリピンにいるときに、沖縄で登場したキャストを出し過ぎているのだ。団体ツアー旅行みたいになってしまっている。父親が小さな床屋をやっていて、などというシーンもいらない。当時はフィリピン現地での映画スタッフというのもいなかったのかもしれないけど。
ひょっとして人気俳優の登場シーンを作るためにストーリーがめちゃくちゃになってしまったのかもしれない。
点は、海と当時のフィリピンのシーンのみである。
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