ほぼ全編が男三人の会話劇をみせる映像は、水がテーマ。これまた、ほぼ全編水が出てくる。滴り落ちてくる水の音が、他のタルコフスキー作品同様に、心地よい眠気を誘う。ただ、なんだこのタイトル画は?怪奇映画に…
>>続きを読む信仰とは何か問う映画だと思う。
彼の前作「惑星〜」の約半分というカット数を誇る長回しや、クローズアップされても分からないよ…と独りごちるしかない、謎深く象徴的な静物のクローズアップ、派手な効果の徹…
一歩一歩と見失う足元
水の波紋ですら空想的でそれとは思えない程の湿った映像美とコズミックな音楽。草深い地に浮かぶ廃墟…その神秘に惹かれ、ストーカーに導かれる作家と教授の禿げた頭の後を追う。部屋に近…
■なんだろう…この麻薬のような中毒性のある映像とジメッとした質感。
■10代の時に初めて観て以降「ふと観たくなる」ことがあって、その度に新しい発見がある。“黒い犬”は一体何なのか?
■原作も10代の…
「ストーカー」は空間性に関する戦略で映画にSFを引き寄せてみせたという感じがする。
それは、サイエンスを見せなくても映画はSFに達するというほどの意味にほかならず、例えば、いったいどこで撮っているの…
「どこかのバカに罵られて傷つき、別のバカに褒められまた傷つく。みんな私の魂も心も食いつくそうとする。恥まで引きずり出し貪る。ジャーナリストや編集者、批評家、女どもが騒ぐ、"早く書け"と。私が死ねば忘…
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