もう、何と言ってもラストの素晴らしさに尽きる!劇場鑑賞から何回観た事か。(DVDを持ってるのだ…)その度に涙しちまう。
個人的にとても大好きな一本。
よくある家庭の、静かな崩壊。
話の設定はちょうど派遣切りが問題になった頃かな?今でもこのご時世、あまり他人事とは思えない話で観てて痛くなる。
重いテーマの中にもシニカルな笑いを挟み、そのバランスが絶妙。這い上がれないくらいの絶望から、小さな光が見えるラストへと続く展開も、実に素晴らしい。
何だかやり切れない時、定期的にこの映画観たくなるんだよね。
あの男のコはもうすっかり立派な俳優さんになったんですね。知らなかったな。