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トウキョウソナタのaromeのレビュー・感想・評価

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)
4.6
個人的に黒沢清監督映画と相性があまりよくない。
終盤から置いてきぼりを食らう映画が多い印象。
しかし、今作はとてもよかった。特にラストが最高だった。
そこに至るまでが苦行。苦行というと語弊を生むかもしれないけど、観てるのがキツい、生々しいし。
そのくらいリアルに、家族それぞれの問題を描いている。
父親(香川照之)は本当にキツい。

まぁ本当、家族って船は簡単に降りられないというか。それが本来、ポジティブに働けばいいんだけど、ネガティブだとキツいよなぁ。
ただ人生生きてりゃなんとかなるし、なるようになるし、なるようにしかならないなぁとしみじみ。
邦画の良さが味わえる邦画は本当にいいですよね、大好物です。
明日も頑張ろうかな、と私は思える映画。
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