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人肌観音 第一篇のAkiramovieのレビュー・感想・評価

人肌観音 第一篇(1937年製作の映画)
3.7
松竹看板スターの林長二郎(長谷川一夫)の東宝移籍後の正月娯楽映画。

邦画旧作なのにテンポの良い展開と高所からの撮影等のカメラワークに手間をかけた娯楽作品として楽しめて第2編も観たいと思うも、続編は作られなかったらしい。

登場する武士の身分の設定を前半で伏線を張って貰えば~。

基本的に 笛師の娘 こゆき を巡る話なので、当時のアイドル的な顔付なのだろう。

徳川家代々に伝わる笛や小娘をめぐっての 悪徳武士や泥棒、主人公の若武者(切支丹の絵師)争奪戦がその後~。

阪東好之助は、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の坂東彌十郎の父なので顔 似てる。

追記:
NHK BSP『英雄たちの選択』を見て気付く。
物語の笛とは、銘笛「乃可勢(のかぜ)」ではないか?
「乃可勢」は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と天下人の手を渡り、死期を予感した家康が改易とした六男の松平忠輝に自分の生き形見として、茶阿の方(忠輝の母)を通じて贈ったもの

国立映画アーカイブ 2023/11/29
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