ロミ

海と毒薬のロミのレビュー・感想・評価

海と毒薬(1986年製作の映画)
4.0
遠藤周作原作 何度も読もうと文庫本を買って手元に置いてあるのに、読破出来ず今に至ります。

昭和40年、アメリカ人の捕虜の生体間手術。
フィクションであるのに、
こんな事が起こっていてもおかしくないと感じてしまう。

子供の頃[白い巨塔]のドラマがテレビから流れていた。
大学病院のドロドロしたイメージや教授の回診は
焼きついている。
本作でも教授間の争いも描かれている。

私が入院手術を大学病院でした時も、私は麻酔をされていて記憶は有りませんが、学生が手術を見学に来ていりインターンが手を下していたのではないか想像をしました。
本人は寝かせられているので全く分かりません。

レオナルドダビインチが描いた
手術中何人も人が見ている絵を見たことかあります。
1人の命を
1人の体を
無駄にしない。
みんなで分かち合う。
ごもっともだと思います。

日本でも、罪人はこの実験に使われていた話はありますよね。

それで医学が発展をして、今に至っているわけですから後ろ指指す事もありませんが、
奥田瑛二演じる心を持つ医者には厳しいものがあったのでしょう。





熊井監督が、以前私が勤める眼鏡店で眼鏡を作っていました。お話しをさせてもらった事もありましたが、1本も見た事がありませんでした。

本作ずっと気になっていながら、見るチャンスを逃していました。すごい映像でした。熊谷監督ありがとうございました。
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