多分原作のパワーはもっと凄いんだろうなぁと感じる。人間の命の扱い方で直接的な描写の無い戦争をこれだけ感じさせるの凄い。
手術室の床に水を敷いてるのが原始的な対策だけど映画映えしててなんかすごい残酷さ…
観た。
終始息が詰まりそうだった。
人間の良心とはどこにあるのか。
終戦間際の米軍捕虜の生体解剖実験を元に作られた、遠藤周作の原作。
手術のシーンは直視出来なかったけど、医師達の汗や息遣い、言葉…
熊井啓が遠藤周作の問題作を映画化。当時は若手だった奥田瑛二と渡辺謙が初々しい。
戦時下で捕虜を生体解剖したというショッキングな内容。
手術中の内臓の動きがモノクロということでよりリアルに思える。
何…
作中にカリスマ的引っ張る人物がいるわけでもなく、ただ淡々と出世目的や当時の世相の流れで
戦争捕虜で人体実験しちゃう。
モノクロと、静けさが相まって手術中に
「あ、やってもーた」みたいなシーンがある…
このレビューはネタバレを含みます
あまりに怖くて避けてた映画
熊井啓監督を観たくて挑戦
主役が渡辺謙、奥田瑛二だったのもあって思ってたよりすんなり観れました。
熊井啓監督の役者選びが好き。
遠藤周作の原作には神への問いかけがあ…
ザザンザザンと画面に浮かぶうねる真っ黒な波と海が印象的なモノクロ映画
遠藤周作作品は「沈黙」も、この「海と毒薬」も海が重要な役目を果たしている
若かりし頃のケンワタナビや奥田瑛二も今ほど癖のない…
「太平洋戦争末期に九州で実際に行われた、米軍捕虜に対する生体解剖実験を描いた映画。」
どこかでたまたまあらすじを見て興味を持ち、田宮二郎の映画版『白い巨塔』と少し似通った雰囲気を感じながら鑑賞した。…