都合のいいこと
勝新の座頭市もそうなんだろうけど、ストーリーはかなりシンプル。昨年公開された「仕掛人・藤枝梅安」の後だと淡白なあまり物足りないと感じちゃうけど、常に緊張感はあるし、キャラクターが立っていて中々に見応えもある。タケシ映画に出てくるビートたけしは大抵クズ男、ゲス野郎だけど、本作は声色、風貌が役にピッタリでめちゃくちゃにカッコイイ。金髪なのに何故かこの時代にあっている。浅野忠信やタカも、タケシ映画が1番魅力的。
リメイク元は分からないけど、時代劇にもかかわらず笑えるシーンが多くて気軽に楽しめる作品であるため、入門編としてオススメしやすい。殺到シーン、血しぶき等のクオリティの低さはどうかと思うけど、比較的テンポも良ければ、この手の映画の面白さもしっかり描けている。世界ウケを狙っている感じはキツイけど、ちょうどいい温度感でらしさ全開の良作でした。ラストバトルがリアルで大好き🥰
2024-101