初めて観た北野武監督作品です。高校生の頃、オーストラリアのファームステイ先で、夜にみんなで観た思い出が懐かしいです。
時代劇の古典であり、勝新太郎の代表作を、大胆に改変したリメイク作品です。
北野武作品の個性的な間の取り方や、端々に挟まれるギャグに思わずクスッとします。
音楽の使い方が独特で、環境音が自然とリズムを取っているかの様に聞こえる演出は、まるでミュージカルを観ているように感じました。
ラストのタップダンスは、物語の大団円として、大変盛り上がるシーンです。
最後のオチも、原作からすると奇想天外な設定になっていますが、それも北野武監督作品だと思うと何故か腑に落ちました。
何だか思い出した時に、ふと観たくなる作品です。