アルフォンソ・キュアロン監督の天国の口、終わりの楽園に続いては、弟カルロス・キュアロン監督の本作。主演は引き続き、生まれる前から友だち同士のガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナの２人です。こちらでは兄弟の設定。
メキシコといえばサッカーなんですかね。サッカーが楽しめる人になりたくて努力したこともあったけど、結果ダメだったので、そのへんの知識に疎いです。
田舎で暮らす、ギャンブル好きなお兄ちゃんと歌が大好きな弟。地元でサッカーをしていたらスカウトされて人生が折れ線グラフのようにアップダウンするコメディです。
互いに反発しあうのに、なぜか近くにいて、ことごとく思惑を外しながらも仲が良い。これはキュアロン兄弟のお話なのかしら。２人とも映画監督だし。
前半の伏線回収ともいえるラストは、今度はどっちだ？！って目が離せなかったです。でも裏切らないよね笑
天国の〜と同様、合間合間にナレーションが入りますが、こちらはスカウトマンの語り。人生ってサッカーだよ、と言わんばかりの比喩が続きます。この辺がサッカー好きになり損なった私には「へぇ、そうなの？」ってなっちゃったけど、好きな人には伝わるのかな。
ジタバタと兄弟喧嘩しながら、でかい口叩いた割になにも結果を出さず、でもいいさ〜♪っていうのがなんだかゆるくて良かったです。
そして海はやっぱり必須なのね。
