るい

眠狂四郎 炎情剣のるいのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 炎情剣(1965年製作の映画)
3.9

居酒屋でしっぽり狂四郎🏮5/12


映画館で大映4K映画祭をやっていて、私も「斬る」と「座頭市物語」見てきたんですよ。この時代に市川雷蔵と勝新太郎を大きなスクリーンで見れるのありがたいですね。横に座ってたばぁちゃんと雷さまの素晴らしさについて語り合いたかったよ。

さて、本作は三隅研次監督作品です。

江戸時代って目に見えた戦争はなくて天下泰平っぽい世の中なわけですが、実はそうじゃないんよと見せてくれるのがいいですね。

街をよく見ると、若い女を連れたじぃさん、働く子供、何やら怪しげな連中に裏で大儲けしている商人が蔓延る。

狂四郎今回も道ゆく女を助けたばっかりに厄介ごとに巻き込まれていきます。中村玉緒ちゃんいいこと考えたわ!ってなかなか白々しい作戦を決行しますが、冷静な狂四郎さまはなんのそのでかわしていく。

「その白い肌を抱くのは一夜限りと言ったはずだ」

「俺の顔に照り映える月の光が、主この世の見納めだぞ」

狂四郎さまかっこいー🥹
そのセリフ言われたーい!
最後の終わり方まで男前すぎやろー🫶

あと、終盤のシーンはセットでなくて寺で撮っててめっちゃ景観がいいですね。見た事あるーあの廊下!龍🐉のようになんとかの廊下ー!って調べたら永観堂の臥龍廊でした。行った事あるある。また夏にでも行こうかな!
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