指の小指

眠狂四郎 炎情剣の指の小指のレビュー・感想・評価

眠狂四郎 炎情剣(1965年製作の映画)
3.5
シリーズ五作目は個人的に現在進行形で一番好きな二作目「勝負」と同じ三隅研次監督作品。

海賊の財宝や海賊狩りという「ワンピース」的展開が新鮮!😳鳥羽(九鬼)水軍の話は他作品でもメジャーなのかな?

家老の跡部将監、鳴海屋だけでなく、この時代の金と色欲でまみれた街はさながらゴッサムシティ。誰か空に円月印の“眠サイン”を🌙

居酒屋で銚子を持った狂四郎を横から撮るショットは、ライティングも相まって本当に絵になる🍶ジャケットでは前作の様なストロボ撮影の手法が見られるものの、本編の円月殺法では演出なし。

三隅監督ならではなのか、被写体の手前に敢えて大きめのものを映す奥行きのあるカット、そしてアングルの面白い引きのカットが印象的。ラストの菩提寺での戦いも良い景観。

鳴海屋役の西村晃さんは「水戸黄門」のイメージが強いですが、悪党ながら非常に存在感のある演技をされていました。

かよに狂四郎がつく“優しい嘘”と微笑みには誰だって惚れてまうやろー!良い気分を台無しにしてくる鳴海屋&ぬいには然るべき対応を👮‍♀️🗡️

「おにぎりアタシが作りましょうか?」と言ってガン無視される女性は気の毒でしたね🤣
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