Bobsan

悪夢の惨劇のBobsanのレビュー・感想・評価

悪夢の惨劇(1987年製作の映画)
3.2
劇場公開時とVHS発売時のタイトルは「シンシア 悪夢の惨劇」だったと記憶しています。現在は"シンシア"が取れて「悪夢の惨劇」だけになりました。
"Unity"というカルト教団が屋敷もろとも集団焼身自殺を計るショッキングなシーンで幕を開けますが、これはやはり"ガイアナ人民寺院"による空前絶後の集団服毒自殺事件が元になっていますね。本作では服毒だと画的に地味なので炎燃え盛る焼身自殺にして、屋敷も爆発炎上するという派手さを見せました。
この冒頭の掴みはいいのですが、そこから先は実にダラダラしていてテンポもスリルも中途半端な印象を受けました。生き残ったシンシアの苦悩と恐怖を演じるジェニファー・ルービンの演技もデビューしたてという事もあり、拙さが目立ってしまいました(血のシャワーシーンは頑張った!)。
次々と死んでいく入院患者達も色々バリエーションはあるものの決定的な死に際を見せてくれないので物足りなく感じました。ここをもっと見せてくれたら評価が上がった気がします。
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