真鍋新一

パーマーの危機脱出の真鍋新一のレビュー・感想・評価

パーマーの危機脱出(1966年製作の映画)
3.4
パーマーさんの海外出張編。相変わらずスパイ活動は生活のためと割り切っているのが哀愁を誘う(今回はそれを取引先に見透かされたりもする)。

『007は二度死ぬ』を観て東西冷戦の構図を知った身としては、東ドイツにある英国スパイ組織の隠れ蓑が普通に副業で大儲けしてる設定がみみっちくもリアリティありありで楽しかった。

監督が『ゴールドフィンガー』の人に変わったので前回のような凝りまくりなシーンは減ったが、サラリーマンスパイ残酷物語としての演出は前回よりもレベルアップしていた。つらい。
真鍋新一

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