Hideko

レネットとミラベル/四つの冒険のHidekoのレビュー・感想・評価

4.5
原題: 4 aventures de Reinette et Mirabelle
英題: Four Adventures of Reinette and Mirabelle

田舎の女の子 レネットと都会の女の子 ミラベル。

〈青の時間〉
〈カフェのボーイ〉
〈物乞い、万引き、ペテン師〉
〈絵の販売〉

青の時間…確かに完全なる静寂に限りなく近い時間帯って一瞬だけどあるかな。朝特有のマイナスイオンに満ちた新鮮な空気と静寂と美しいブルー。素晴らしいエピソード。

カフェのボーイの行為は外国人に対する差別かと思うほどで、パリジェンヌやそう見える人にあの態度はビックリ!というか小銭無しにカフェに行く彼女たちにもビックリ!そして、結末が笑える。

物乞い、万引き、ペテン師…現代でもパリの3大トラブルと言えるかも。2人の意見の相違が興味深い。

絵の販売…どうなることかと思えば…。

4つの話それぞれの2人の会話と出来事が飽きさせない。現代に生きる外国人として、共感できる部分もあれば、えっ⁉︎と思う部分もあり限りなく楽しめる作品。
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