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レネットとミラベル/四つの冒険のTaTのレビュー・感想・評価

4.2
ふとしたことから出会った田舎娘のレネットと都会的なミラベルが織り成すちょっとした四つの冒険譚。
「青の時間」(明け方の朝と夜の間の1分間)など少女的、自然的ロマンに溢れるレネットと、どこかサバサバしているけど好奇心は持ち合わせているミラベルの対比が面白い。

凝り固まった大人たちとは相反して彼女たちが模索する生き方。 彼女たちが語り合う道義的問題はあどけなさがあるから親しみやすく、簡潔に語られる分考える余地もある。

純真さの化身のようなレネットに成長が見られるラストも微笑ましかった。
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