フランキー堺と財津一郎のコンビが最高。
社会に居場所のない、はみ出し者たちを渋々ながら受け入れる、河原の掘っ立て小屋に住むフランキー堺。
歪な疑似家族のようになっていき奇妙な共同生活が始まる。
ベ…
穏当さなどこれっぽちもなく、8月15日に御霊神社(明らかに靖国神社をモデルとする)の賽銭泥棒を敢行し、黙祷の最中に去ろうとするに至り、アナーキーぶりは極点に達する。だが、喜劇とは本来的にアナーキーで…
>>続きを読む水前寺清子が歌う『九段の母』に乗せて、観光ガイドのフランキー堺が戦争で息子を亡くした北林谷栄を靖国神社(劇中では「御霊神社」)にアテンドする序盤のシーンからして、いかにも前田喜劇らしい歌謡曲使いに感…
>>続きを読む前田陽一の喜劇をどう分類すべきだろう。師匠である渋谷実の重さとも、同時期の森崎東の反体制とも違う。一見は松竹喜劇の系譜のようだがそれとも異なる。底流にあるのは批評精神と非倫理、非道徳、或いは哲学的と…
>>続きを読む戦後25年。脱走兵と蔑まれ非業の死を遂げた息子の供養を済ませ、自死しようとする北林谷栄を止めようとするフランキー堺。
戦中の回想場面、き○がいの振りをして兵役を免れようとする面々の怪演は笑っていい…
前半はドタバタ喜劇。後半は見ず知らずのものが一つ屋根の下に暮らす万引き家族のよう。巫女の賠償千恵子が3人の子持ち母だったが清楚で綺麗。
〈あらすじ〉
「紅観光」のガイド福田勝造は戦中派のひとりで、…
おい不謹慎だろって笑いながら見てたけど、途中から戦中派の考えって本当のところは私たちには理解(なおさら想像は)できないんだって思った。経験したかしてないか。越えられない壁があるな
彼らはあまりのトラ…