ねこまるキャット

タクシードライバーのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.5
『孤独』×『狂気』
帰還兵がタクシードライバーとして生計を立て生きていく中で、虚無感が狂気へと変わっていくお話。

ケンコバが好きとTVで言っていたのきっかけで鑑賞。
個人的にはジョーカーとかも好きじゃないのでハマりませんでしたが、あちらが好きなら今作もイケるかも。

エンタメが溢れかえってる今の世の中では暇という事があまりないので、このように狂ってしまう人にシンプルに"なんで?"と理解出来ない人も多いのかなと思ったり。

世界が平和になっていけばいくほど、こういった作品に共感しづらくなっていくんだろうなという、温室育ちの感想。

帰還兵の精神状態は分かりませんが、身に付けたスキルや知識を活かせないまま生きていくのは、逆に存在価値を考えすぎてしまうんだろうなと。

狂気の中にある本来の優しさか垣間見れる点が良かったです。

未鑑賞で興味があれば是非🐈