たなしょ

タクシードライバーのたなしょのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.0
この映画はロバート・デ・ニーロさん主演のサスペンスドラマ映画。

ベトナム戦争から帰還した海軍兵の主人公は戦争の影響で不眠症を患っており社交性も低いことから仕事に就くことが出来ないためタクシードライバーへ。
タクシーを運転しながら暴力や売春、ドラッグによって廃れている街に嫌悪感を抱いていた。

そんなある日、次期大統領候補事務所の事務員に惚れデートへ。しかし失敗に終わり大統領候補に殺意を感じ始める。

以前、タクシーに逃げ込んできた売春婦が男によって連れ戻される出来事がありその売春婦を見つけ助け出そうと話を持ちかける。少女は13歳ということもあり裏組織と関わるのを辞めようとするも失敗。

廃れた街を自分が改めさせると決めモヒカン姿で大統領候補の暗殺と売春で稼ぐ組織の壊滅という狂行に出たのであった。

最後の銃撃戦..とても衝撃的でした。自身が負傷しながらも拳銃を懐から出すシーン、カッコよかった~。自分で自殺出来ずソファに座り込み警官を見ながら自分の手で銃を作ってバーンってする素振りが印象的でした。
他にも名言として有名な「You talkin' to me ?」と鏡に映る自分に目掛けていうシーン、とても狂気じみた感じで最高でした。

ラストは様々な考察が出来そうな展開。英雄として称えられ売春婦の家族から手紙が来るという出来事は事実なのだと私は思います! 最後に自分が惚れた事務員の方を乗せるのですが興味のないような接し方であったので自分が英雄になり満足したのかなと想像しました。

売春婦役のジョディ・フォスターさん当時12歳!とても年齢とは感じさせない大人な雰囲気。とてもじゃないけど12歳には見えなかった。

実際に作品が上映された後、この物語の影響を受けジョディ・フォスターさんを好きになり当時の大統領、レーガンさんを暗殺しようとした事件があったことが分かりとても作品の影響力が高かったことが伺えますね。
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