レオ

タクシードライバーのレオのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.4
元軍人のトラヴィスはタクシードライバーとして働く中で美しい女性に出会い、デートに行くが振られてしまう。そんな中、荒れ果てた街の様子を見るにつれ、「この街を綺麗にする」という暴力的な信念に取り憑かれていく...というストーリーのクライムドラマ。

内容的には近年のヒット作であり問題作、「ジョーカー」とかなり近い。そして、どちらも映画の内容に感化された狂信的なファンによって逆に現実を侵食した作品である点も共通している。

終始、絵作りが上手いんだけど、ストーリー展開は終盤までスローペースでやや退屈に感じる人も多そう。

アカデミー賞でなく、カンヌ映画祭で賞を取っていることからもアートよりな雰囲気の映画だと言えそう。

キャラクターは気持ち悪いところも多いけど、若き日のロバート・デニーロの絞られた肉体はカッコ良く、今の渋い魅力とは違った良さがある。

■共通項目
脚本:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆

■ジャンル項目(クライム、ドラマ)
バイオレンス度:☆☆☆
オシャレ度:☆☆☆☆
カッコいい度:☆☆☆
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